こんにちは!あおぺこです。
今回は、「初心者でも簡単にふわふわシフォンケーキをつくる方法」を伝授します!!
シフォンケーキは他のケーキと比べると、「生菓子」ではないので日持ちもしますし、持ち運びしやすいといった点から「プレゼント」したいケーキの1つです。
また、材料もシンプルであり簡単につくれそう。。といったイメージがあるかもしれません。
しかし、シンプルだからこそしっかりポイントと押さえておかないと失敗してしまうリスクもあるのです。
そこで、初心者でも失敗せずにおいしいシフォンケーキをつくる方法を細かく見ていきましょう!
- お菓子をつくる経験が少ない人
- シフォンケーキを初めてつくる人
- プレゼントしたいケーキをつくりたい人
他の種類のシフォンケーキをつくりたい人はこちらも参考にしてみてください。
目次
シフォンケーキとは?
シフォンケーキってなに?
そもそも、シフォンケーキとは何なのでしょう?
シフォンケーキについて簡単に解説します。
シフォンケーキとは?
「シフォン」とは、絹で織られた薄い布のことを示します。
シフォンケーキは空気をたくさん含んだメレンゲを材料にするため、絹で織られた薄い布のようにふんわりと軽い独特の食感なのが大きな特徴です。
生地の様子が薄い絹織物(シフォン)のようにきめ細かいので、「シフォンケーキ」という名前が付けられたと言われています。
シフォンケーキの歴史
シフォンケーキってどこ生まれ?
アメリカ生まれのスイーツです。
シフォンケーキの発祥は?
最初にシフォンケーキが作られたのは、1927年です。
ロサンゼルスの料理愛好家であるハリー・ベーカーによって作られました。
シフォンケーキが日本に来たのはいつ?
シフォンケーキが日本に伝来したのは1980年代頃といわれています。
1990年代にはシフォンケーキレシピ本が出版され、家庭でも作られるようになりました。
シフォンケーキの特徴でもある「ふんわりとした食感」や「優しい味」は世代問わず、子どもから大人までたくさんの人々に親しまれています。
シフォンケーキ 特徴
どうして真ん中に「穴」があいてるの?
シフォンケーキ作りに使う型の真ん中には、筒状のような穴が空いているのが特徴的です。
この穴は何のためにあるのでしょうか?
「穴」がある理由は?
生焼け防止のためです!!
シフォンケーキの型は、背が高いものが多いです。
そのため、真ん中に穴が空いていないとオーブンの熱が生地の中心部分まで行きとどからず、生地が生焼けになってしまうのです。
真ん中の穴からもしっかりと火を入れて焼き上げることで、シフォンケーキ独特のふわふわの食感に仕上げています。
シフォンケーキとスポンジケーキって何が違うの?
シフォンケーキとスポンジケーキはどちらもふわふわな生地のイメージがあり、似ていますよね。
どんな違いがあるのでしょうか。
その大きな違いは、「使用する原料」です。
そのほか、シフォンケーキはそれ自体がスイーツになります。
一方でスポンジケーキはショートケーキなどのケーキの土台(一部)として使用します。
シフォンケーキ
バターの代わりにサラダ油を使用し、しっかりと泡立てたメレンゲをベースにして作るスイーツです。そのため、非常に生地が柔らかく仕上がり、軽い口当たりとふわふわした独特の食感になります。
スポンジケーキ
小麦粉と砂糖、卵を使って作るシンプルなのケーキです。ショートケーキやロールケーキをはじめ、さまざまなケーキのベースとして用いられることが多く、ほどよい甘さが口の中に優しく広がります。
材料
材料(シフォン型 18cm)
材料(シフォン型×18cm)
全体の生地
- 卵黄:卵4個分
- グラニュー糖:30g
- 牛乳:70g
- サラダ油(米油):30g
- 紅茶ティーパック(2g入り):2袋
- 茶葉:4g
*紅茶ティーパックの中身を使用します。(2袋分)
メレンゲ
- 卵白:卵4個分
- グラニュー糖:40g
- 塩:3g
- 薄力粉:70g
紅茶ティーパックはどれがいいの?
シフォンに使用する場合は、香り高い「アールグレイ」をおすすめします。
アールグレイはベルガモットで柑橘系の香りをつけた紅茶で、フレーバーティーの一種です。焼成しても香りが残りやすく、シフォンケーキに風味が良く合います。
商品:トワイニングカフェインレスアールグレイ 2.1g×50P ティーバッグ
おすすめしたいポイント
- 1袋2.1gであるので、茶葉は2パック分で大丈夫です。
- カフェインレスなので、カフェインを気にしてる人も使用できます。
作り方
工程とポイント
①材料を準備する
- 卵を割るときに卵黄と卵白は分けてボウルに入れましょう!!
- 卵黄は大きめのボウルにいれましょう!
→卵黄を入れたボウルの中で生地を混ぜるためです。 - 卵白は底の深いボウルにいれましょう!
→メレンゲを作るので、底が浅いボウルだとメレンゲが周りに飛び散ってしまいます。
②シフォンに入れるミルクティーをつくる
牛乳70gにティーバッグ2袋を入れて、600Wのレンジで1分あたためます。
紅茶の香りを抽出するために、3分程度ティーバッグを入れたままにしてください。
この70gのうち、50gを使用します。
50gを容器に量っておきましょう。
③メレンゲをつくる
卵白4個、グラニュー糖、塩3gでメレンゲを作ります。
ボウルに入った卵白4個をホイッパーでよくほぐしてください。
グラニュー糖40gの中からひとつまみと塩を入れてホイッパーでよく混ぜます。
ハンドミキサーに変えて、やや角がたつまで泡立ててください。
写真のようにハンドミキサーの羽にメレンゲがつく状態になれば大丈夫です。
このとき角がたつとは、写真のように少しとろっとした状態がベストです。
少し角がたったら、残りのグラニュー糖を3回にわけていれます。
グラニュー糖を入れる毎にハンドミキサーで混ぜてください。
写真のようにしっかり角がたち、「艶」が出ればきれいなメレンゲの完成です。
④卵黄とグラニュー糖を混ぜる
卵黄を大きめのボウルに4個割ります。
ホイッパーでよく混ぜてください。
次にグラニュー糖一度に加えます。
ハンドミキサーを低速にし、全体が白っぽくなるまで泡立てます。
白っぽくとは、写真のようにややクリーム色になれば大丈夫です。
⑤ ②でつくったミルクティーを加える
②でつくったミルクティー50gを2回に分けて加えます。
入れる毎にしっかり全体を混ぜてください。
ミルクティーが混ざったら、サラダ油を少しずつ入れながら生地に混ぜていきます。
サラダ油を少しずつ入れる理由
生地にしっかり油を乳化させるためです。
→一度に油を加えてしまうと乳化しにくく、分離してしまうおそれがあります。
写真のような状態になれば、しっかり油が混ざっています。
⑥メレンゲを1/2加える
③で作ったメレンゲを1/2程度加えてホイッパーでよく混合します。
メレンゲは加える前に一度全体を混ぜてください。
→表面が乾いている場合があります。メレンゲ全体を均一にするためです。
このとき加えるメレンゲはしっかり混ぜてください。
⑦薄力粉と紅茶を加える
薄力粉は事前にふるいでふるっておいてください。
→ダマ防止のためです。
薄力粉と紅茶を全体にふるいながら一度に加えます。
よく混合します。
⑧残りのメレンゲを全て加える
メレンゲは加える前に一度全体を混ぜてください。
→表面が乾いている場合があります。メレンゲ全体を均一にするためです。
残りのメレンゲを全て加えます。
ここで加えるメレンゲはメレンゲの白い部分が無くなれば大丈夫です。
混ぜすぎ注意!!
ここでしっかり混ぜてしまうと、せっかくメレンゲでできた気泡を潰してしまいます。
メレンゲが潰れると、気泡力が下がりシフォンの立ち上がりが悪くなります。
どのくらい混ぜるの?
ホイッパーを持ち上げたとき、写真のような滑らかな「リボン状」になれば大丈夫です。
⑨型に流し入れる
生地ができたら素早く型に流し入れましょう。
生地をそのまま放置しておくと、どんどん気泡力が下がるので早めに焼成します。
オーブンの予熱ができ次第、170℃×25分~焼成します。
焼成完了の目安
表面を手で触り、「弾力」があれば焼成完了です。
⑩焼成後、型を逆さにしておく
焼成が終わったら型を逆さにして粗熱をとります。
逆さにする理由
全体のキメを整えるためです!!
→シフォンは気泡力で立ち上がるため、焼き上がりは上部にたくさんの空気が集まっています。そのため、型を逆さにすることで全体のキメを整え均一にします。
⑪型から外す
粗熱がとれたら、型の周りを「シフォンナイフ」を使って型から外します。
焼き上がり2~3時間おけば型から外せます。
シフォンナイフを使用するメリット
せっかくきれいにシフォンケーキができても、型から外すときに失敗してしまうと悲しいですよね。
そこで、型からきれいに外したい人におすすめするのは「シフォンナイフ」です。
シフォンナイフとは?
シフォンナイフは刃が薄いため型とケーキの隙間にスムーズに入ります。
適度にしなる素材を使用しており、ケーキの形を崩すこともありません。
耐熱温度が180度までの優れた素材が使用されているため普段使いにも使用できます。
おすすめの「シフォンナイフ」はこれ!!
商品名:シフォンナイフ【浅井商店オリジナル】 シフォンケーキ パレットナイフ
型から外す方法
- 型の側面に刃を細かく入れてそぎ落とします
- 型の中心部分も同じように刃を細かく入れます
- 型を逆さにし底面も刃を入れます
- ゆっくり中心部分の型を外します
型に沿って刃を入れると写真のようにきれいに型から外せます。
⑫完成
シフォンケーキ 日持ちについて
保存方法
シフォンケーキは基本、直射日光の当たらない場所に置けば常温で大丈夫です。
しかし、夏場の暑い時期や冷たくして食べたい場合は冷蔵保存してください。
常温、冷蔵で約1週間程度もちます。
すぐに食べない場合は、冷凍保存しても大丈夫です。
シフォンケーキを3等分などにカットしてラップで包み、ジップロックに入れると臭いもつかずよいでしょう。
切らずに冷凍しても構いませんが、冷凍庫がいっぱいになるので食べやすい大きさにカットすることをおすすめします。
冷凍保存だと、約1ヵ月程度もちます。
解凍方法は、レンジアップするだけで「ふわふわ」な状態に戻るので作り置きも可能です!!
まとめ
シフォンケーキはポイントさえおさえれば、お菓子作り初心者でも失敗せずに簡単につくれるケーキです。
一度作り方を覚えてしまえば、応用が効くので味のバリエーションも増えます。
また、優しい味わいでふわふわとした食感であるため小さいお子さんから幅広い層に人気があり「プレゼント」しても喜ばれます。
日持ちするのもプレゼントしやすいポイントです。
型や材料さえあれば短時間で作れるのでぜひ試してみてください。
おすすめの型選び
シフォン型はアルミ製をおすすめします!!
アルミにすることで、熱伝導がよく短時間できれいに立ち上がります。
大きさも様々ですので、自分にあった型を見つけてみてください。
ちなみに今回使用した型は「18cm」のタイプです。
もっと、大きいタイプですと21cm、小さいタイプだと10cmと大きさに幅があります。
- 初心者でも簡単につくれるケーキである
- 味のバリエーションが豊富である
- 幅広い層に好まれるためプレゼントに向いている
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他の種類のシフォンケーキを作りたい人はこちらを参考にしてみてください!!