こんにちは!あおぺこです。
本日は簡単に『ふわふわスポンジケーキ』を作る方法を伝授します!
スポンジケーキはケーキの土台に欠かせない素材です。おいしいケーキを作りたいのであれば、スポンジケーキを上手に焼けるようになることをすすめます!
スポンジケーキはシンプルな材料と工程からできますが、シンプルだからこそここだけは押さえて!!ポイントがあるのです。
詳しく見ていきましょう!
「ココアスポンジケーキ」のレシピを見たい人はコチラを参考にしてください!!
目次
スポンジケーキとは?
スポンジケーキとは?
スポンジケーキとはいったい何なのでしょうか。
簡潔にまとめると。。
スポンジケーキの特徴
- 洋菓子の一種である
- 主な原料は小麦粉・卵・砂糖である
- 卵の起泡性を利用してスポンジのようにふんわりと軽く焼き上げたケーキである
- ショートケーキやロールケーキの土台に使われる
スポンジ生地ってどうしてふわふわなの?
スポンジがふわふわになる理由
ふわふわの食感を出しているのは。。『卵の力』なのです!!
材料の中で卵は最も空気を含む性質があり、この性質を上手く利用したものが、スポンジ生地なのです。
卵のどんな力が関係しているの?
素材を混ぜ合わせた時に、卵が持つ「起泡性」という性質によって、生地にたくさんの空気が気泡となって含まれます。
この気泡が加熱によって膨張することで、生地が膨らみます。
そして卵のタンパク質が熱によって固まることで、骨格ができ生地が形成するのです。
スポンジケーキは、卵白と卵黄を別々に立てる方法と一緒に立てる方法の2つの方法があります。
スポンジケーキの種類
- 別で混ぜる:別立て法(ビスキュイ生地)
- 一緒に混ぜる:共立て法(ジェノワーズ生地)
違いは「混ぜ方」ですが、この2つの製法の違いにより、作るお菓子の用途がまったく変わるほど、卵は重要な要素なのです。
スポンジの種類
別立て法(ビスキュイ生地)
卵白と卵黄を別に泡立てる方法を「別立て法」といいます。
この別立法で作られた生地は、ビスキュイ生地と呼ばれ、泡立ちやすい卵白の性質から、全卵を一緒に混ぜた時よりもはるかに多くの空気を含みます。
そのため、仕上がった生地はふんわりとした食感になります。
ビスキュイ生地は主に、シャルロットケーキやムース系に使用されることが多いです。
→絞る生地に向いているため、立体的なケーキに向いています。
共立て法(ジェノワーズ生地)
全卵を一緒に混ぜ合わせて泡立てる方法を「共立て法」といいます。
共立法で作られる生地は、ジェノワーズ生地と呼ばれます。
生地に含まれる空気は少なく細やかで、焼き上がりはしっとりとした食感に仕上がります。
ビスキュイ生地とは違いメレンゲを使用しないので、バターを使った風味付けも可能です。
食感はきめ細かくしっとりしているので、日本人の好みに合いやすく、多くのケーキに使われています。
スポンジケーキ 失敗しないコツとは?
スポンジケーキを失敗しないようにする方法としてどういった点に注意すればよいのでしょうか?
ここは「重要!!」ポイントを先にお伝えしておきます。
スポンジケーキを作る上で重要ポイント
- 生地温が下がると、卵の気泡力が低下するので作り始めたらスムーズに焼成まで行ってください。
→「前準備」をしっかり行っておきましょう! - 卵と砂糖はしっかり泡立ててください。
- 溶かしバターの中に生地1/2程度を入れて生地を馴染ませてください。
→バターとしっかり合わせることでバターの偏りがなくなります。 - 粉体を加えたら、生地に「艶」が出るまでしっかり混ぜてください。
材料
材料(15cmデコ型×1台分)
材料(15cmデコ型×1台分)
- 卵(M玉):2個
- グラニュー糖:60g
- 薄力粉:50g
- 無塩バター:20g
- バニラエッセンス:3滴
*無くても大丈夫です。
作り方
工程とポイント
事前準備の重要性
お菓子作りをするときは、事前に準備を行っておくことでスムーズに仕上げることができます。
例えば、すぐに作り始めたいのにバターが硬すぎて混ぜるのに苦労したり。。
今すぐ焼成したいのにオーブンの温度が上ってなかったり。。
そんなことを防いで時間を有効活用しましょう!!
事前準備
- デコ型には「わら半紙やクッキングペーパー」で敷紙を準備しておきましょう!
→焼成後、型から外しやすくするためです。 - 卵は常温に出しておきましょう!
→材料を混合する際に温度差がありすぎると、分離するリスクがあるためです。 - 粉類はふるっておきましょう!
→生地と合わせたときにダマになるのを防ぐためです。 - オーブンは作業を開始と同時に余熱をはじめましょう!
→型に流したらすぐに焼成するためです。
①型にわら半紙を敷く
デコ型に合わせてわら半紙をカットします。
わら半紙を敷く方法
- 側面を敷く
- 底面を敷く
→紙型が安定するためです。
わら半紙をカットするときの注意点
- 側面は型よりも5mm程度低くカットしましょう。
→焼成後、逆さまにするためです。 - 折り目は付けないようにしましょう。
→焼成後、しわの原因になります。
わら半紙を使用するメリット
- スポンジケーキにくびれがつきにくいです。
→側面がきれいに立ち上がります。 - 余分な油を吸収してくれます。
→焼成時に発生する油分を吸収してくれます。
*最近は店頭で売っていないのでネットの購入をおすすめします。
おすすめのデコ型
特徴:スポンジケーキを焼くのに最も適した基本的な型です。
熱伝導が良く、型離れも良いので美しい焼き上がりになります。
型の大きさは15cmが一般的なホールケーキの大きさであるのでおすすめです。
②材料を準備する
事前に材料は計量しておきましょう!!
③卵とグラニュー糖を混合する
卵2個をボウルに割りホイッパーでよくほぐします。
次にグラニュー糖を一度に加えます。
グラニュー糖を卵としっかりあわせます。
ボウルを湯せんにあて、全体をよく混合します。
湯せんボウルにあてる理由
グラニュー糖を溶かすためです。
また、生地温を上げることで泡立ちやすくなります。
写真のようにグラニュー糖がとければ大丈夫です。
グラニュー糖が溶けたら、使用していた湯せんでバターも溶かします。
④ハンドミキサーでしっかり泡立てる
ハンドミキサーに変えて、ふわっとリボン状になるまで泡立てます。
おすすめのハンドミキサー
『クイジナート スマートパワーハンドミキサー(収納ケース付き)』
- 5段階のスピード切り替えと、マカロンやシフォンケーキ作りに最適なバルーンウィスクであっという間にキメ細かくツヤのある仕上がりに!!
- 収納時もコンパクトなハードケース2種のアタッチメントやヘラ、コードを全てまとめられるのでキッチンまわりもすっきり!!
⑤バニラエッセンスを加える
バニラエッセンスを3~4滴加え、さらに泡立てます。
バニラエッセンスは消泡作用があるため泡立ててから投入してください。
→先に入れてしまうと泡立ちが悪くなります。
写真のようにもったりとした生地になるまで泡立てます。
⑥薄力粉を一度に加える
薄力粉はあらかじめふるっておいても構いませんが、ふるいにかけながら投入しても構いません。
生地に「艶」が出るまでゴムベラで粉合わせを行います。
立ち上がりの良い生地に仕上げるコツ
生地に「艶」が出るまでしっかり粉合わせを行うこと!!
⑦生地の一部をバターと合わせる
⑥で出来た生地の1/3を湯せんで溶かしたバターのボウルに入れます。
ホイッパーでしっかりバターと混合してください。
ここで混ぜがあまいと、均一に生地が立ち上がりません。
どうして生地の一部をバターに合わせるの?
バターの混ぜ残りを無くすためです。
また、空気を含んだ生地を混ぜすぎないためにも、全体の生地に入れず一部の生地と混ぜ合わせます。
バターの混ぜ残りがあると、その部分が沈んでしまいます。
⑧生地を一つにまとめる
バターと混ぜ合わせた生地を全体の生地と合わせます。
ゴムベラでバターの入った生地を全体に馴染ませたら型に流し入れます。
⑨焼成する(170℃×20分~)
型の大きさに合わせた焼成時間の目安
- 15cmの場合:170℃×20分~
- 18cmの場合:170℃×25分~
- 21cmの場合:170℃×30分~
*オーブンの大きさによって焼成時間は異なりますのであくまで目安となります
焼き上がりのすぐの状態です。
⑩型から外して逆さまにする
焼成後、すぐに型から外して台の上に出しておきます。
その際、逆さまにしましょう。
乾燥を防ぐため、上に乾いた布巾をかぶせておきましょう。
どうして「逆さ」にするの?
立ち上がった生地のキメを均一にするためです。
→焼成後すぐの生地は勝負に気泡がたまりやすく、焼き縮みしてしまう可能性があるので逆さにしておきましょう!
⑪完成
逆さにして15分くらいしたら完成です。
粗熱が取れたら、もとの状態にもどしましょう。
側面、底面のわら半紙を外せば完成です。
保存方法
冷凍保存の方法
すぐに使用しない場合は「冷凍保存」しましょう!
写真のように全体をラップで包みます。
その際にわら半紙は外さないでください。
*型崩れ防止になります
次にビニール袋や保冷用ジッパー袋に入れ冷凍保存します。
ラップで包んだり、ジッパーに入れるのは「臭い移り防止」のためです!!
冷凍保存しておけば1ヵ月程度は日持ちするので作り置きも可能です。
ケーキを作りたいときにスポンジさえできていれば時間短縮にもなりますのでおすすめです。
まとめ
スポンジケーキはポイントさえおさえれば、誰でも簡単にふわふわな仕上がりにすることができます。
一度作り方を覚えてしまえば、ケーキの土台はお手の物です。
今回はプレーン生地のスポンジをお伝えしましたが、「チョコや抹茶」でもスポンジ生地を作ることができるのでチャレンジしてみてください。
ケーキのおいしさはスポンジ次第といえるほど、重要な素材です。
だいたいわかるのではなく、ぜひマスターしてほしいレシピの一つです。
また、冷凍庫で作り置きもできるので扱いやすいと思います。
- ケーキの土台には欠かせない素材である
- ポイントさえおさえれば簡単に作れる
- 冷蔵庫保存が可能なので作り置きができる
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