こんにちは!あおぺこです。
本日は、じゃがいもの活用法として『じゃがいもニョッキ』を作る方法をご紹介します。
じゃがいもってたくさんあっても使いきれない。。
しかし、大量に使用することも難しい。。
そこで、じゃがいもをたっぷり使用した子供も大人も好きなもちもちニョッキにしてみたいと思います。
また、健康志向の人向けに今回は「ほうれん草ペースト」を生地に練りこんだ緑の栄養満点ニョッキにしてみました。
- じゃがいもを活用したい人
- ヘルシーだけどおいしいパスタを食べたい人
- 健康志向の人
- 子供と一緒に料理を作りたい人
目次
「ニョッキ」ってなに?
ニョッキとは?
一般的にパスタとは、小麦粉を主原料にしています。
その中でニョッキは、でんぷん質のものを原料としたパスタのことを指します。
でんぷん質とは、イモ類やトウモロコシなどが代表的です。ここでは、じゃがいもにあたります。
ニョッキの発祥はイタリアです。
本場イタリアでは、潰したじゃがいもやほうれん草、リコッタチーズ、カボチャなどを混ぜて作られています。
かつては現在のパスタと同様に小麦粉を練って作っていましたが、アメリカからじゃがいもが伝来し、イタリアでも栽培するようになりました。そこから素材がじゃがいもへ変わったと言われています。
名前の由来とは?
ニョッキと言う名称はどこからきたのでしょうか。
ニョッキ自体は塊を意味しております。その形状から木の節目を意味するゲルマン語派のロンゴバルド語の「ノッカ(knokka)」から派生した、指の節目を意味する「ノッカ(nocca)」から来ていると言われています。
他のパスタの語源同様にニョッキ自体は複数形であり、単数形はニョッコとなっています。
ニョッキの形状とは?
ニョッキはパスタの一種ですが、他のパスタとは異なり、団子(ダンプリング)状となっています。
これは形成する際に潰したじゃがいものを練って作るためであり、崩れにくい形にした結果だといわれています。
そのため、子供でも簡単に作れるパスタでもあります。
パスタ専門レシピbyPINTORUより一部引用
じゃがいもの栄養価
じゃがいもの栄養素 実はビタミンCが高い!!
ビタミンCには、次の効果が期待できます。
- 鉄、カルシウムの吸収を高める
- コラーゲンの生成を促す
→美肌づくりに効果的なんです!!
次にじゃがいもにはビタミンCがどの程度入っているのか?
- じゃがいも(生):35
- じゃがいも(蒸し):15
- レモン(果汁):50
- 温州みかん:35
- りんご(皮なし):4
→生のじゃがいもはみかんと同等のビタミンCを含有しているのです!!
ビタミンCって熱に弱いんじゃないの?
ビタミンCは基本的に熱に弱いので、加熱調理で失われやすいことが知られています。
しかし、じゃがいもの場合はでんぷんがビタミンCを守るため、加熱調理をしてもビタミンCが失われにくいのです。
じゃがいもの栄養素 食物繊維が豊富!!
食物繊維には、次の効果が期待できます。
不溶性食物繊維
- 便秘の解消
- 有害物質の排出
水溶性食物繊維
- 腸内環境を整える
- 血糖値の急激な上昇を抑える
- コレステロールの吸収を抑制する
→糖尿病や高血圧などの生活習慣病の予防にも効果が期待できます!!
次にじゃがいもには食物繊維がどの程度入っているのか?
じゃがいもには不溶性食物繊維が4.4g、水溶性食物繊維が5.4g含まれています。
じゃがいもは、炭水化物であるため「太る」といったイメージがありますが、普段私たちが食べている白米よりも食物繊維が多く含まれています。
何かと不足しがちな食物繊維ですが、身近にある野菜から簡単に摂取することが可能です。
- じゃがいも(蒸し):1.8
- 精白米(うるち米):0.3
→じゃがいもは精白米の6倍の食物繊維を含有しているのです!!
じゃがいもによる風味への効果
基本的にパスタは小麦粉などを主原料として作られることで有名ですが、ニョッキはじゃがいもなどのでんぷん質を主原料にしています。
じゃがいもを主原料にすることで触感や味にどのような効果をもたらしているのか。
- もちもちとした食感を付与できる
- じゃがいも本来の甘味を付与できる
- ツルっとして喉ごしが良い
- 濃いソースに合う
→パスタとは異なった独特の触感や風味を楽しめる!!
材料
材料(2人分)
材料(2人分)
- じゃがいも:300g
- 薄力粉:60g
- 片栗粉:20g
- ほうれん草ペースト:20g
- 今回は「ほうれん草ペースト」を入れていますが、入れなくても大丈夫です。
*ペーストを入れない分、少ししっかりとした歯ごたえに仕上がります。 - ほうれん草ペースト以外にかぼちゃペーストなど自分の好みにあったペーストにしても構いません。
*水分量においてはそれほど気にしなくて大丈夫です。
丸められないほど緩い場合
片栗粉または薄力粉を少し足してみてください。
硬さの目安
「耳たぶ」程度の硬さがベストです。
作り方
工程とポイント
事前準備
ペーストを入れる場合、家庭用ミキサーなどでペースト状にしておきましょう。
*ミキサーがない場合は、包丁でみじん切りにしたもので大丈夫です。
生地ができたらお湯を沸かしておきましょう。
→成形しているときにお湯が沸き、すぐに茹でることができます。
じゃがいもはコロッケのど他の料理を作るときに、多めに作って保存しておくとレンジアップして簡単にニョッキを作ることが可能です。
→食べたいときにすぐに作れて時短になります。
①材料を準備する
材料を計量します。
薄力粉と片栗粉は一緒に計量して大丈夫です。
『ほうれん草ペースト』
使用したいペーストはあらかじめミキサーや包丁で細かくしておきましょう。
食感を出したくない場合
家庭用ミキサーなどでペースト状にするのがオススメです。
食感を出したい場合
包丁でみじん切り程度がオススメです。
②じゃがいも茹でる、つぶす
じゃがいもを茹でます。
じゃがいもに竹くしをさしてスッと入る状態になりましたら大丈夫です。
ざるなどにじゃがいもをあげて湯切りをしてください。
湯切りしたじゃがいもをボウルに入れてマッシュ状になるまでつぶしてください。
どのくらいつぶしたらいいの?
お好みで大丈夫です!!
じゃがいもの食感を残したい場合は、少しつぶし残りがあっても大丈夫です。
一方でじゃがいもの食感を残したくない場合は、しっかり滑らかになるまでつぶしてください。
→つぶす度合いによって食感も変わるので色々と試してみて楽しいですよ!
③ほうれん草ペーストを入れる
ほうれん草ペーストを入れます。
写真のように全体が混ざれば大丈夫です。
④粉体をふるう
写真のようにふるいをボウルに重ねて、ボウルごとふるうと周りに粉が散らばらず簡単です。
⑤粉体を加える
粉体を一度に加えます。
⑥粉体と合わせる
写真のように粉の部分がなくなれば大丈夫です。
⑦生地を棒状に伸ばす
完成した生地を100g程度測りとり、棒状に伸ばします。
棒状にする理由
成形を簡単にするためです。
⑧3cmずつカットする
伸ばした生地を3cm程度の幅にカットします。
写真では、「ドレッチ」を使用してカットしていますが包丁でも大丈夫です。
⑨成形する
カットした生地を楕円形に成形します。
写真のようにフォークの背に乗せて親指でこすりつけるように線を付けます。
フォークで跡をつける理由
表面:フォークのギザギザがつく
裏面:指の形にくぼみが出来る
→ソースと絡まりやすくするためです。
⑩バットを用意する
ニョッキの成形が終わりましたら、薄力粉をふるったバットを用意してください。
ニョッキがくっつき、団子状になるのを防ぐためです。
ニョッキ 茹で方について
茹で方 ポイント
ニョッキの茹で方
- 底が深い鍋にニョッキがしずむくらいの水を入れて沸騰するまで沸かします。(水はたっぷりでOK)
- 沸騰した鍋に粉を叩きながら1個ずつニョッキを入れます。
→まとめて入れるとくっついてしまうためです。 - ニョッキが浮いてきて、1分半~2分で茹であがり完成です。
- 茹で上がったら、ざるや穴あきおたまで回収しましょう。
ニョッキを鍋に投入するときのポイント
手作りのニョッキやパスタを使用するときは、しっかりと粉を叩いてから茹でましょう!
→茹で上がりが粉っぽくなりソースと絡みにくくなります。
ニョッキに合うソースにつきましては、以下の記事を参考にしてください!!
日持ちについて
保存方法
すぐに食べる場合は、この後茹でて完成です。
すぐに食べない場合やたくさん出来てしまった場合はジップロックに入れて冷蔵保管してください。
冷蔵庫で3日程度は持ちます。
保存方法
保存する場合、保存容器またはジップロックに薄力粉をまぶし入れてからニョッキを入れてください。
→ニョッキ同士がくっついてしまいます。
まとめ
ニョッキは手間がかかるのもの。。お店で食べるもの。。と、思うかもしれませんが、じゃがいもがあればいつでも簡単に作れる栄養価の高いパスタです。
じゃがいもが余ってしまったときにはぜひ作ってみてください。
また、ペーストの種類によって味、見た目のバリエーションが豊富なためカラフルなニョッキでおいしく楽しく食べることも可能です。
その良さを利用して野菜嫌いのお子さんにもおいしく野菜をとってもらえる機会になればうれしいです。
- じゃがいもをたくさん使用できる
- 栄養価が高い
- 味、見た目のバリエーションが豊富
- つぶす、混ぜる、丸めるだけで簡単に作れる
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