こんにちは!あおぺこです。
今回は、「まるごとレモンを使用したしっとりパウンドケーキ」を自宅でも簡単に作れるレシピを伝授します!!
レモンの果汁だけでなく、「レモンの皮」を使用することでよりレモンの風味を活かしたケーキにしたいと思います。
どのようにレモンの皮を使用するのかも簡単にお伝えします。
また、パウンドケーキは冷蔵庫などで冷やすとパサパサになってしまうイメージがありますが、今回の作り方では冷やしてもしっとりしたままの状態を保っています。
そのため、暑い日にさっぱり食べたいときは冷やして食べるのをおすすめします。
作り方は混ぜるだけの簡単なレシピとなっておりますので、ぜひ作ってみてください。
- 簡単においしいお菓子を作りたい人
- レモンを使用したお菓子を作りたい人
- レモン好きの人
- 日持ちするお菓子を作りたい人
レモン 皮ごと使用する方法
レモンの洗い方
今回使用したレモンは家庭栽培のものです。
一般的に国産のレモンを使用する場合は、「塩もみ(あら塩)洗浄」で大丈夫です。
より効果があると言われているのは「熱湯洗浄」ですが、今回はレモン果汁まで使用したいので塩もみ洗浄にしました。
*ビタミンCは熱に弱いためです。
塩もみ(あら塩)洗浄の方法
用意するもの
- あら塩
- ボウル
- 水
- レモン
*手に傷がある方の場合は料理用手袋をすると安心です。
洗い方
- ボウルに塩を大さじ3程度入れる
- 水を少量加えてペースト状になるまでまぜる
- レモンの表面をペースト状の塩でこする
ヘタの部分などもしっかりこすります - 流水できれいに洗い流したら完成です
レモンの皮 削り方
レモン果皮は黄色の表面部分のみを削ってください。
レモンの表面を優しく一周回転しながら削るイメージです。
白い部分まで削ってしまうと皮の「苦み」が風味に影響を出してしまいます。
レモン果皮のすりおろしに使用したのはこれ!!
【プロ料理人が監修】OROSSOおろし器 おろし金チーズグレーター
レモン以外にも使用できる利便性あり!!
- にんじんや大根
- ショウガやニンニク
- ブロックチーズ類
→幅広い食品にも使用できる!!
レモンケーキの魅力
流行りのレモンケーキとは?
最近、「レモンケーキ」が再ブームになりつつあります。
ここでは、私のおすすめのレモンケーキをご紹介します。
商品特徴
レモンピール、蜂蜜を加え、しっとりと焼き上げたスポンジ生地を、レモン風味のホワイトチョコレートでコーティングしています。
爽やかな香りと、甘さを抑えたレモンの風味を楽しめる優しい味のレモンケーキです。
材料
材料(ミニパウンド型3台分 or パウンド型1台分)
材料
- 卵黄:20g(3個分)
- グラニュー糖:35g
- ホワイトチョコ:55g
- 牛乳:20g
- バター:50g
- レモン果汁:20g(約1/2個)
- レモン果皮:1/2個
- 卵白:60g(2個分)・・・★
- グラニュー糖:40g・・・★
- 薄力粉:80g
- ベーキングパウダー:2g
- 塩:1g
- ドライフルーツ(アプリコット):40g
*好みのドライフルーツで構いません。
ドライフルーツって何がいいの?
ドライフルーツの決まりはないのでご自宅にあるのでも構いませんし、自分の好きなもので大丈夫です。
ドライフルーツを入れるときは細かくカットしてください!!
→大きすぎるとドライフルーツの重さで生地の底に沈んでしまい、全体にドライフルーツが散らばりません。。
作り方
工程とポイント
どうして冷蔵庫にいれてもしっとりするの?
冷やしてもしっとり感が失われにくい理由
今回の配合は、バターの一部を「牛乳」に置き換えています。
牛乳に置き換えることで乳脂肪分が「バター+牛乳」になるため、全部バターにする配合に比べ、冷やしたときに硬くなりにくいのです。
ちなみに今回のバター配合量は50gです。
牛乳を入れない場合の配合量は80gです。
→バター配合量が30gも少ないのです。
事前準備とは?
事前準備の重要性
お菓子作りはあらかじめ事前に行っておくと時間を短縮できる場合が多いです。
例えば、すぐに作り始めたいのにバターが硬すぎて混ぜるのに苦労したり。。
今すぐ焼成したいのに温度が上ってなかったり。。
そんなことを防いで時間を有効活用しましょう!!
事前準備
- パウンド型には「わら半紙やクッキングペーパー」で敷紙を敷いておきましょう!
→焼成後パウンドケーキを型から外しやすくするためです。 - 卵、牛乳、バターは常温に出しておきましょう!
→材料を混合する際に温度差がありすぎると、分離するリスクがあるためです。
*夏場は材料が痛む恐れがあるので、出しっぱなしには注意してください。 - 湯煎を用意しておきましょう!
→ホワイトチョコを溶かすためです。 - 粉類はふるっておきましょう!
→生地と合わせたときにダマになるのを防ぐためです。 - レモン果汁、レモン果皮はあらかじめ用意しておきましょう!
→生地に混ぜるときにすぐ使用できるようにしておくためです。 - ドライフルーツはカットしておきましょう!
- オーブンは生地ができたときに余熱をはじめましょう!
→型に流したらすぐに焼成するためです。
①材料を準備する
作り始める前に使用する材料は計量しておきましょう。
②ドライフルーツ(アプリコット)をカットする
アプリコットカットの大きさは?
約1cm角にカットしてください。
→ドライフルーツの存在感を出したい人はもう少し大きくても大丈夫です。
③卵黄にグラニュー糖を加える
ホイッパーで卵黄(3個)をよくほぐしてください。
次に、グラニュー糖を一度に加えます。
どのくらい混ぜるの?
写真のように卵黄の色がやや白っぽくなるまでよく混ぜます。
④ホワイトチョコを湯煎で溶かす
ホワイトチョコはあらかじめ湯煎につけて溶かしておいてください。
湯煎にあてればすぐに溶けるので急がなくても大丈夫です。
湯煎にあてるとき、お湯がホワイトチョコの容器に入らないように注意してください。
→チョコが分離して使用できなくなります。
⑤牛乳を加える
ホワイトチョコが溶けたら、常温に出しておいた牛乳を一度に加えます。
よく混合します。
⑥バターを溶かす
バターも湯煎で溶かしてください。
バターは常温に出しておくと溶けやすいです。
写真のようにすべて溶ければ大丈夫です。
⑦③の卵黄の入ったボウルの中に⑤(ホワイトチョコ+牛乳)を加える
③卵黄+グラニュー糖が入ったボウルに⑤ホワイトチョコ+牛乳を入れて、全体をよく混合します。
⑧溶解したバターを加える
よく混合します。
どうして材料を一気に加えないの?
一度に異なる材料を加えてしまうと溶解スピードや粘度の違いにより、良く混ざらず分離してしまい、生地が良い状態にならなくなってしまいます。
→材料を順番に加えてしっかり混合しましょう!
⑨レモン果汁、レモン果皮を加える
レモン果汁を加えたらよく混合します。
次にレモン果皮を加えて再度よく混合します。
⑩メレンゲを作る(★の材料)
底の深いボウルに卵白をいれます。
ホイッパーでよくほぐしてください。
次にグラニュー糖を1/4程度加えます。
写真のような角が立つまで家庭用ハンドミキサーでしっかり泡立てます。
ハンドミキサーの強さ
ハンドミキサーの強さは卵白の量と同じにするのが目安です。
*今回は卵白2個なのでハンドミキサーの強さは2にしました。
残りのグラニュー糖を2回に分けて加えます。
グラニュー糖を加える毎にハンドミキサーでよく混合してください。
どのくらいまで泡立てるの?
写真のように「艶」がでてくるまでしっかり混合してください。
⑪⑨のボウルにメレンゲ1/2を加える
⑨のレモン果皮まで入ったボウルに先ほど泡立てたメレンゲ1/2を加えます。
ホイッパーでよく混合します。
メレンゲを2回に分けて入れる理由
一度メレンゲを加えてしまうと、せっかく泡立てたメレンゲの気泡を混合しているときに潰してしまいます。
→気泡が潰れてしまうとパウンドケーキがふんわりとせずパサパサになってしまいます。
1回目:生地としっかりと混ぜることで生地全体にメレンゲを混ぜます。(偏りをなくす)
2回目:残りのメレンゲはさっくりと混ぜることで気泡を潰さずふんわり感を付与します。
⑫ふるった粉体を加える
粉体(薄力粉+ベーキングパウダー)は一緒にふるいでふるっておきましょう。
粉体を一度に加えます。
ゴムベラで粉体がなくなるまで全体に空気を含ませながら混合します。
空気を含ませることでふんわり感を出します。
次に塩を加えます。
塩を加える理由
塩をこの工程で入れることでレモンの風味が引き立ちます。
→早くに入れてしまうと塩が溶けて塩味を感じなくなってしまいます。
*塩分を気にする人は入れなくても仕上がりには影響ありません。
⑬残りのメレンゲとアプリコットを加える
全体をさっくりと混ぜる。
どのくらい混ぜるの?
卵白部分がなくなれば大丈夫です。
混ぜすぎ注意!!
→混ぜすぎてしまうとメレンゲの気泡を潰してしまうのでメレンゲ部分がなくなったらもう生地には触りません。
⑭型に流す
わら半紙を敷いた型に生地を流し入れます。
膨らむので、型2/3程度まで流し入れれば十分です。
⑮焼成する(170℃×23分~)
生地ができたら、170℃の余熱を開始します。
生地を流し入れて、170℃×23分焼成します。
焼き上がりを確認したら、完成です。
焼き上がりを確認する方法
オープンの種類によって焼き上がり時間が異なるため、23分焼成したら竹くしなどで真ん中あたりをさしてみてください。
竹くしにべたついた生地がついてこなかったら中心まで火が入っている証拠です。
もし、竹くしにべたついた生地がついていた場合は、焼成時間を追加して調整してください。
デコレーション方法
誰かにプレゼントしたいときには「デコレーション」をするとよりおいしそうにみえます。
今回行ったデコレーション方法をお伝えします。
デコレーション3選
①レモンのコンポート
材料(レモンのコンポート)
- レモンスライス:6~8枚程度(2mmの厚さ)
- グラニュー糖:60g
- 水:40g
作り方
- レモンを2mm程度にスライスする
- スライスしたレモンをさっとゆでる。(湯通しすれば大丈夫です。)
→殺菌をするためです。 - グラニュー糖と水をお鍋に入れて沸騰させる
- レモンスライスを入れて5分程度煮る
- 冷やす
- 完成
→カットして使用する
②アイシング(レモン)
材料(アイシング)
粉糖:60g
レモン果汁:10g
作り方
- 粉糖にレモン果汁を入れる
- 混ぜる
- 完成
→レモン果汁でなくて水でも大丈夫です。
今回はレモンのパウンドケーキなのでレモン果汁にしました。
③飾り
飾り(例)
- ピスタチオ
- コンポート
- ドライフルーツ
コンポートってなに?
コンポートとは、フルーツを薄くカットし、砂糖水などで煮て作るお菓子のことを指します。または保存方法を指します。
あっさりした甘さに味付くので、そのまま食べたりケーキにトッピングしたりするのが一般的です。
日持ちについて
保存方法
基本、パウンドケーキは常温で大丈夫です。
今回のパウンドケーキは1週間程度もちます。
冷凍庫保管
→冷凍庫で約1ヵ月程度持ちます。
- 焼成後、粗熱をとりしっかり全体をラップで覆います。
- ジップロックや袋に入れて冷凍庫に入れます。
1ヵ月以上持ちますがパサつきが目立ってくるため、おいしさが低下します。
冷凍保存する場合はデコレーションをしない状態で行ってください。
→コンポートなどは解凍すると水分が出てしまいおいしさが失われてしまいます。
おいしい食べ方
今回のレシピは冷蔵庫で保管してもパサパサになりにくいので冷やして食べてもおいしいです。
温かくしたい場合は、1カットに対し10秒程度レンジアップしていただくとふんわり感がでてきます。
*大きさによって、レンジアップの時間は異なりますので調整してください。
ぜひ、試してみてください。
まとめ
レモンを使用したケーキやお菓子は今ブームとなっています。
レモンの風味を活かしたさわやかな味わいを楽しんでください。
基本、パウンドケーキなどの焼き菓子は工程が同じであるため、一度作り方を習得していまえばアレンジが効きます。
自分の好みの味を作って大切な人にプレゼントしてみてはどうでしょうか。
ちなみに夏のイメージが強いレモンですが、実は国産レモンの旬はみかんなどの柑橘類と同じく「冬」です。
収穫時期は10月から3月頃になります。
貯蔵されているものが6月頃までスーパーなどの一般的な店頭で出回りますが、暑さがピークを迎える夏本番の7月後半から8月には、国産レモンは店頭から姿を消してしまいます。
そのときにスーパーに並ぶレモンは、「外国産のレモン」のみの販売となっていくのです。
外国産のレモンは「農薬」などが気になる。。と思う人も多いと思います。
次回のレモン記事では「外国産レモンの洗い方」を中心にご説明します。
少しでも「作ってみたい!!」「役に立った!!」と思ってくれた方は下の画像↓↓をクリックして応援してくれたらうれしいです。
他の味も気になる人はこちらをご覧ください!!